葬儀の帳場を手伝った際のことです。
帳場での動きが落ち着いたときのこと、
同じ帳場で助けてくださっていた式場スタッフの女性が
私のすぐ横に立って小声でたずねてこられました。
「あのお嬢さんたちは・・・、みなさんお孫さんですか?」
とのおたずねに、「はい、そうです。」と答えました。
すると、その女性が、
その4人のお孫さんや、
参列者の方と言葉を交わされている 亡くなった方の奥さん、
その娘さんたちご夫婦の姿に
優しいけれど、しっかりした視線を向けながらこんなことをおっしゃいました。
「今どきの あのくらいの年の子たちは、離れたとこに住んでたりすることもあったり、
何かと縁遠かったり、いろいろ(な関係が)ある中で、
あのお孫さんたちみたいに
『おじいちゃん、おじいちゃん』て、泣いていらっしゃる姿を見てると、
『ああ、この方(故人のこと)は、どんなにか いいおじいちゃんだったんだろうなぁ・・・』
て、思って・・・。
もう、それだけで、この方の人生オッケー!!(小さなジェスチャーだけど、腰の横のへんで、手でOKマークをつくって、言葉と同時にグッと力強くやや前方に押し出して)!!て、思えるんです!」
て。
私までもが、すごくうれしかったです。
そのとき、しみじみ思いました。
亡くなった方も、その親族の方々も、
ここで送ってもらえて、きっと、
OK!
だったんじゃないかな・・・、て。
この部分のことだけでも、身内に話すだけでは感動があふれ出て止まらないので、
せっかくなので、ここにもサクッとこぼさせてもらいました。
この女性とのお話、
このあとも心に響くお話は続きましたが、
私の活字表現があっさりしすぎるので、この部分だけ書かせてもらいました。
一連のお話は、
周りの方々に、折に触れて受け取っていただけたらと思っています(^^)